株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

No.87 読解力が危ない 

Posted on 2月 - 15 - 2017

先日、ある新聞で連載された「読解力が危ない」を読んだ。

記事によれば、昨年12月公表の国際学力調査の結果では、
日本の15歳の読解力は、4位から8位に低下。
文部科学省は原因のひとつとして、
スマホの普及に伴う長文を読む機会の減少を挙げた。

確かに、毎日の通勤電車でも、
社内のほとんどの人がスマホをいじっているという異様な光景を見る。
本を読んでいる人などは、0もしくはひとり、ふたり。
私はSNSを一切やらず、時間があれば本を読んでいるほうなので、
車内で読書をしている人を見ると、「おお、同志よ……」とうれしくなる。

読解力の低下は、教育現場ではもちろんのこと企業でも大きな課題になっているという。
入社3年目まで毎月1冊の読書と感想文を義務づけた会社や、
社員の「書く力」を高めるために、メールや報告書を送る際の留意点をまとめたものを
社員に配付した会社もあるそうだ。

記事を読んで、マニュアルを制作している私たちにとっても見逃せない問題だと思った。
私たちは、読んだ人誰もが同じ理解ができるようなマニュアルづくりを心がけてきた。
しかし、スマホで細切れの情報に慣れてしまい、まとまった長文を読み解くことが苦手な人たちが、
これからはますますマニュアルの読者になっていく。
そのことをよく認識したうえで、マニュアルをつくる際には、
読んで理解してもらうための、より一層の注意と工夫が必要だとあらためて思った。

Categories: 制作現場から