株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

No.59 再び、基本に返る

Posted on 10月 - 09 - 2014

少し前のことですが、猛暑が続いたある夏の日のこと。
この日は、色校正があがってくる予定で、
どんな仕上がりになっているか、朝からとても楽しみにしていました。
ところが、印刷会社の営業の方に指摘された事柄で私は一気に血の気が引き、
暑い日もかかわらず悪寒すら覚えたのです。
下手な怪談よりよほど肝が冷えました。
というのは……
「やってはいけない○○○」という小見出しが、
「やっていけない○○○」となっていたというのです。
見出しはとかくミスを起こしやすいので、
入稿前に何度も目次やフッター等々と照らし合わせて確認したつもりなのに……。
まさに、“まぬけ” ならぬ、「は」ヌケです。“やってはいけない” ミスでした。

印刷会社の現場の方が見つけてくださったということで、
ただただ感謝。しばらくこの会社のほうへ足を向けて寝られませんでした。
大事に至らなくて、本当に助かりました。

昨年の2月、このコラムで「基本に返る」と題し、
「校正の基本は、声に出して読むこと。
実際に発声しなくとも、頭の中で一字一字声に出して読むことが大切」と書いたのに、
あれから1年半がたち、忙しさにかまけて基本を忘れている自分がありました。
あの日のことは、再び基本に返ることを私に教えるために起こったのでしょうか。
何事も基本が大事。
再び基本に返って、これまで以上に一字一字大切にしながら原稿と向き合っています。

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