株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

No.57 ハリネズミ

Posted on 6月 - 18 - 2014

私たちのマニュアル作成は、大きく分けて2通りの方法をとっています。
一つは、作成指導と内容のチェックは弊社が担当し、
基本的には先方の担当者の方々が原稿を書く方法。
もう一つは、打合せや取材を経て、弊社が原稿を書く方法です。

校正に携わっていて、原稿チェックにより時間がかかり、神経を使うのは、
圧倒的に前者の方法をとったときです。
と言うのも、まず担当者の皆さんは、“マニュアルを書く”といくことに
慣れていない方がほとんどです。
最初のうちは、「何を書きたいのかちっともわからない」
「そもそも日本語としてどうよ!」いうものまで見られます。
また、複数の方に書いていただいているので、文章の癖や書き方もばらばらです。
誤字・脱字を含め、こういった事柄のチェックはもちろんですが、
一番大切な視点は、「このマニュアルを読んできちんとマニュアル通りに行動できるか」ということ。

私はいつも、“この会社に入社した新人”のつもりで原稿を読んでいます。
ですから、“具体的に何をすればいいのか、どう動けばいいのか”がわからない記述には、
否応なく疑問出しの付箋を付けています。
その結果、いつも最初の原稿はハリネズミ状態。
この付箋だらけの原稿を見た担当者の方々は、さぞうんざりしていることでしょう。
「せっかく時間を作って書いたのに・・・」と恨みすら覚えていらっしゃるかもしれません。

ですが・・・。
そういったやり取りを何度も重ねていくうちに、先方も書き方のコツみたいなものを
徐々に理解してくださり、どんどんいいマニュアルになっていきます。
そして、いざ「マニュアル」が完成すると、担当者の方々も私たち制作に携わった者たちも、
苦労した分だけ達成感でいっぱいになります。
しかも後に、「あのマニュアル、すごく役に立ってるよ」などと言われると、私の幸福感はMAX!
これがマニュアル作成の醍醐味のひとつでもあります。
喜んでいただける担当者の方々のお顔を楽しみに、今日もハリネズミ原稿と格闘しています。

 

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