株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

「あいつに任せておけば大丈夫!」と言われる人たちが、どの会社にも、どの職場にもいます。
そういう周りから一目置かれる人たちのノウハウを、他の人たちに伝えたいという
会社トップの要望を受けた仕事が増えています。
考えてみれば、そういう人たちの仕事の仕方が周りから見えなくなるのは、至極当然です。
任せっぱなしで見ようとしてこなかったわけですから・・・。

私たちは、オーダーを受け、まずその人に「やっていることとその理由」をしつこく質問し、現場を観察します。
すると「他の人には真似のできない凄いことをしているに違いない」という期待は、
決まって見事に裏切られます。
その人たちは、相手視点で考え、5W2Hで計画し、狂いや変化に対して迅速に手を打っているだけなのです。
見えてくる行為は基本的なことばかり。
煎じ詰めれば「基礎の塊」です。
当たり前なことを徹底するという「努力」と「継続」の大切さをいつも思い知らされます。
プロスポーツの世界で一流と呼ばれる人たちがルーティンを欠かさないのと、どこか似ています。

私たちは仕事のできる人の “結果” にばかり注目してしまいますが、肝心なことはルーティンの中にあります。
「お客様の期待に応えたい」という奉仕の気持ち、
「なぜ?」と思う探究心、「もっと」と思う向上心、「なにくそ!」と思う根性・・・。
こうしたメンタリティが行動の源泉になっているのは言うまでもありませんが、
それを正しく育むのもルーティンに向き合う時間です。
新人時代に学んだ仕事への姿勢と基本スキルを身につけ発揮し続けることができれば、
実は誰でも「任せておけば大丈夫な人になれる」というのは言い過ぎでしょうか。

そして、もう一つ気づくことは、ハイパフォーマーのノウハウを “見える化” したいという会社に限って、
その仕事の基本の部分が共有(マニュアル化)されておらず、育成のしくみがない(弱い)ケースが多いということです。

 

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