株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

No.41 基本に返る

Posted on 2月 - 20 - 2013

ある会社さんのマニュアル改訂のお仕事に携わったときのこと。
先方から改訂原稿をいただき、前回のデータを修正していた際に、
改訂箇所でも何でもないところに、脱字を見つけてしまいました。
「コンプライアンス」とすべきところが、
「コンプラアンス」となっていたのです。冷や汗が出ました。
こんな単純ミスをどうして発見できなかったのだろうと、
悔しくて涙も若干出てしまいました。
幸い(?)、先方の担当者さんは気がついていらっしゃらないようでしたが、
校正のプロとして単純なミスに気がつかなかったことが申し訳なく、
しばし自己嫌悪に陥ってしまいました。

昨年このマニュアルの初版を制作したとき、1稿、2稿と先方へ提出し、
最終稿のチェックまで、合わせて社内では3回の校正を重ねました。
当然、先方の担当者もご覧になったはずですが、ミスが起きるときは、
不思議なことに何人もが目を通しても、起きるものです。
特に人間の目は自動修正して物を見る性質があるため、
「コンプラアンス」を頭の中で変換して「コンプライアンス」と
読んでしまったのでしょう。

あのとき、一字一字声に出して丁寧に読んでいたら、見つけられたのになあ、
と深く反省。
文章の中で何度も出てくる言葉は、つい目で流してしまいがちです。
校正の基本は声に出して読むこと。実際に発声しなくとも、
頭の中で一字一字声に出して読むことが大切なのだと、
遠い昔先輩に教えられたことを忘れていたわけではありませんが、
忙しさにかまけて基本をおろそかにしたことも事実。

何事も基本が大切です。
今回のことは、クライアントさんには申し訳ありませんが、
基本に立ち返ることができたいい機会だったと思います。

2013.02.20

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