株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

マニュアル作成に6ヶ月を要した某企業の作業標準化プロジェクトが
先日終了しました。
現場は、新しい作業方法を全員で共有するための活動中。
作成に関わったメンバーと現場から選出された数名が、
トレーナー役になって、マニュアルの読み合わせと指導にあたっています。

教える側も教わる側も、長年同じ釜の飯を食ってきたもの同士。
きっとスムーズに進むだろうと思いきや、蓋を開けたら文句と不満の
オンパレード。
「このやりかたおかしくない?」
「なんでそんなふうにしなきゃならないの?」
「こんなことだれが決めたの?」
果ては、「納得できない」「私はやりたくない」
とまで言いだす者も現れる始末。
丁寧に対応していたトレーナー役の面々もさすがにブチ切れます。
しばらく職場は険悪なムードに包まれていたとのこと。

そんな状況を打開したのは、プロジェクトリーダーの言葉だったそうです。
「このマニュアルは、皆さんの代表が作り上げ、会社が承認した基準です。
 つまり会社の規則です。交通規則に納得できないからといって、
 皆さんは違反しますか? もし違反したらどうなりますか?
 規則は守らなければなりません。不備や不具合があれば、責任を持って、
 より良いものに改めていきます。今しなければならないのは、
 まず全員でこの作業方法を実行することです」

その後、教わる側からの不満の声はピタリとおさまったそうです。
「マニュアルは、作成し、活用し、改訂することで成果を上げる」とは、
弊社が折に触れてお伝えしていることですが、そのためには、
プロジェクトリーダーに強い意志を持って取り組んでもらうことが
重要なのだということを、あらためて思い知らされました。
この現場が本格的な活用をスタートさせるまであと2週間。
今後の成果が楽しみです。

2012.09.19

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