株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

今、映像は驚くほど美しくなりました。デジカメや携帯の液晶画面、
街角の巨大スクリーンに映し出される映像も家庭のテレビも、
以前であれば信じられないほどの色彩と質感を再現します。
かつてはプロ用機器で撮影編集したソフトをVHSテープにコピーして
お客様の会議室にある四隅の丸いブラウン管テレビで試写に臨みました。
その画像たるや、色は汚い、文字は滲む、自社商品やブランドカラー
などが映し出されると、決まって「ちょっと」の声が掛かります。
そんな色じゃない、商品のイメージが損なわれる、と。
おっしゃることはよくわかります・・・いや実際私もそう思います。
しかし我慢してください。やりきれない説得が始まります。
それに比べて今はハイビジョン画質。

でも画像が鮮明になったらなったで今度は別な「ちょっと」が試写を
中断させます。奥に写っている人の名札が・・・、看板にシミが・・・、
書類の個人情報が・・・、見え過ぎるのも困りものです。
少し前は、少しでもきれいに写るよう懸命に現場を掃除して
撮影を始めたものですが、きれいに写るようになったらなったで、
今度は少しの汚れや埃も写らないよう、やっぱり現場を掃除して
撮影をしなきゃならないのです。

機材が優秀になっても現場の基本はやっぱり掃除。
かの黒澤組は、必ずスタッフと俳優が全員総出で撮影セットを
掃除してから撮影に臨んだのは有名な話ですが、僕らも試写の時間を
無駄にしないためにも、スタッフ全員で始める撮影現場の掃除と
整理整頓をこれからも大事にしていかなきゃと思っています。

2011.01.19

Categories: 制作現場から