株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

No.121 テロップミス

Posted on 12月 - 16 - 2019

最近、TVのニュース番組や朝の情報番組を見ていると、
「先ほどの話題で、誤りがありました……」などと、
漢字や、表示が間違っていたという訂正文言が増えているように思う。

信じられない間違いの例としては、京都アニメーション放火事件で、
亡くなられた監督の同級生の「あんな天才はいない」という追悼コメントに対し、
「あんなアホいない」というテロップを出してしまった
某テレビ局の事故は記憶に新しい。
局側は、「番組制作スタッフがテロップを発注した際、
手書きの『天才』の文字が乱雑だったため、
別のスタッフが『アホ』と読み間違えた」と説明しているが、
普通に考えれば、おかしいと思うはずだ。
チェック体制は一体どうなっているのか、この説明では納得できないものがある。

今朝も、ひどい間違いを見つけた。
昨日、東京丸の内で行われたラグビーW杯日本代表のパレードを伝えるニュースで、
「堀江」とすべきテロップが「堀内」になっていた!
この秋、日本中が熱狂したW杯の戦士であり、
トレッドヘアで有名な堀江選手の名前を知らない人は、
少なくともTV局で働く人間の中にはいないはずだと思う。
しかも、彼はW杯後も、この朝の番組のみならず、
同局の様々な番組に出演している。
にわかラグビーファンの私としては、この間違いに朝から怒り心頭だ。

私は校正という仕事柄、固有名詞、特に人名の表記に関しては
細心の注意を払っている。
どういう仕事の仕方をしたら、「堀江」が「堀内」になってしまうのだろう。
番組内で、キャスターが
「先ほどは、テロップに誤りがありました」と軽く言っていたが、
名前を間違えるということは堀江選手に対して大変失礼なこと。
番組の責任者は、堀江選手にきちんとお詫びをしたのだろうか、
はなはだ疑問である。

たかがテロップミスひとつに、何を怒っているのだろうと思われるかもしれない。
だが、これを反面教師として、間違いのない校正、
より丁寧な校正に取り組んでいこうと、想いをあらたにした次第である。

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