株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

閑話 (入院)

Posted on 10月 - 22 - 2015

初めて本格的?な手術入院を体験してきた。
生命にかかわるような病気ではなかったので、不謹慎かもしれないが、
ドキドキ半分ワクワク半分で当日を迎えた。
点滴を打ちながら、歩いて手術室に向かう。
あれ? ベッドに乗せられ、家族に見送られて……でなかったっけ?
看護士曰く、「歩ける人は、歩いて行ってもらいます」
まぁ、そりゃそうだと思う。医療ドラマの見過ぎか、これは。

手術室の前で出番を待つ。出番って何?
名前をフルネームで言わされたあと、
「麻酔担当の○○です」「助手の○○です」などと、次々に挨拶を受ける。
そこへ、主治医が来て……あれ、主治医が一緒?
主治医は、患者が麻酔で眠ったあとに、重々しく両手を前に挙げて
「いくぞ!」とか何とか言って入ってくるのでは?

ともかく、総勢7~8名が一堂に揃って出番を待つ。
「サッカーの出番待ちみたいですね」と言っても、
誰も何とも答えてくれなかった……シュン……。
こんなところで笑いを取ろうとする、マニュアル屋さん。
あー恥ずかしいー。やはり、現実はテレビとは違う。
まぁ、大変な手術でなかったからだと思うが、
でも3時間近くもかかったんだけど……。

全身麻酔で手術をしたので、目が覚めたら病室にいた。
ドクターや看護士が色々話しかけてくれたが、意識が朦朧としている。
「心が折れた」「先生に対抗する」などと訳のわからんことを口走ってしまった。
何なんだ、これは。麻酔の影響か、めちゃくちゃテンションが高い。
あー、思い起こせば恥ずかしきことの数々。ホンと顔から火が出る。
そんなこんなはあったが、初めての手術は無事に終わった。

ところで、元気になったら仕事柄色々気づくことがあった。
手術のあとが痛いと言ったら、
「ゼンマのあとは、皆さんそうですよ」
「ゼンマ……?」
つまり、「全身麻酔」の略なのだが、一瞬何のことかわからなかった。
医療従事者にとっては当たり前の言い方なのだろうが、
患者にとってはわからない。こんな専門用語がバンバン出てくる。
いちいち「それは何ですか?」と聞くのも面倒なのでやめた。
また、「検温です」と言われて、定期的に何度も体温を計られたが、
このあとの対応が面白かった。
「○○度です」と事務的に言う人、
「……」何も言わない人、
「ちょっと高いですけど、手術のあとは皆さんそうですから……」と言ってくれる人。
このバラツキ。
もちろん、病気によって違うだろうが、これはマニュアルになる、と思った。
本格的な医療従事者向けマニュアルはまだ作成したことがないので、
いつかこの体験をマニュアルにしてみたいと思っている。
しっかり“マニュアル屋さん”をやってきた、つもりである。

そして、おかげさまで予定通りに退院することができた。
あーぁ、ホントに良かった!

2015.10.22<No.177>