株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

閑話(近頃カフェに多い人)

Posted on 11月 - 22 - 2017

いつもよく行くカフェに、高齢者がめっきり多くなった。
このカフェに通いだしてから、もう10年以上経つだろうか。
ここで幾つかの本とたくさんのブログを書いた。なぜか落ち着ける場所である。
だいたい週に一度は来ているから、通算すれば400回以上ここに通っていることになる。

そんなカフェであるが、“高齢者”が多くなったなぁーと思ったのは、この2~3年である。
何気なく周りを見回すと、“高齢者”が至る所にいる、そんな状況にしばしば出くわした。
先週来た時に隣に座っていた上品な高齢の女性は、編み物をのんびりしていた。
今日の高齢者の皆さんは、本を読んだり、新聞を見たり、スマホは……いない。
面白いことに、皆さん一人だ。一人で思い思いに自分の時間を過ごしている。
こういうマニュアル屋さんも、区分的には“高齢者”の仲間入りを果たしたばかり。
だから、他人事みたいに言えた義理ではないが。

方や、外国人の姿も目立つようになった。
先週はイスラム系の若者4人が、今日はベトナムかカンボジアの若者が3人。
韓国人のカップルもいる。以前は、中国人の若者たちもよくいた。
彼らはグループやカップルといった複数で来ている。
面白いのは、彼らの態度である。
異空間に紛れ込んでドギマギしているといった様子がまるでない。
このカフェのありふれた日常の光景に溶け込んでいる。違和感がまるでない。
マニュアル屋さんが海外のレストランやカフェに入った時には、相当緊張したものだが……。
旅行者と現地で働いている人との違いといえばそれまでだが、それにしても、である。
このカフェに来るということは、この近くで働いているか住んでいるということになる。
労働力不足という昨今の状況を反映しているということなのだろうか。
いずれにしても、我が町もずいぶん国際色豊かになったものだと思う。

少子高齢化、労働力人口の減少。これが我が国の大きな課題である。
都心からちょっと離れた我が町の小さなカフェは、それを端的に物語っている。
時代の移り変わりを、リアルに感じた次第である。

そう言えば、近頃リクエストが多いのは
「高齢者向け」と「外国人向け」のマニュアルである。
マニュアル屋さんは、「マニュアルは、時代を映す鏡」と言っているが、
これにもう一つ加えて、「町のカフェ」。
この二つを「時代を映す鏡」として、正式に認定しようと思う。

こう考えると、馴染みのカフェも捨てたものじゃない。
これからもしっかり社会観察しにこのカフェに通うことにしよう。

2017.11.22<No.227>