株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

閑 話(大相撲)

Posted on 3月 - 08 - 2018

今年の初場所の千秋楽前日、初めて大相撲を生で観た。
テレビで観るのと、やはり全然違う。
迫力や臨場感はもちろんだが、テレビでは映らない様々なことに目を引かれた。
十両ぐらいの取組みから最後まで、一日“スー男!?”だった。

マニュアル屋さんは、熱烈な相撲ファンではない。
翌日の新聞で結果を見る。
千秋楽近くの優勝がかかった取組みだけは、テレビをつける。
ひいき、というほどではないが、好きなお相撲さんは何人かいる。
そんな程度である。

数年前から相撲マニアの知人に誘われて、
東京両国で毎年4月に行われる「両国祭り」に参加している。
お目当ては、相撲部屋ごとに違う“ちゃんこ鍋”である。
いろんな味のちゃんこ鍋があり、それをひと通りみんなでワイワイ言いながら食べる。
この祭りの期間は、両国国技館に自由に入れるのも魅力だ。
横綱の控え室、お相撲さん仕様の大きなトイレやお風呂などが見学できる。
目の前で土俵を見たり、触ったりすることもできる。
そんなわけで、毎年楽しみにしている。
その知人が、升席をゲットした。
早朝4時に並んで手に入れたという。アイドルのコンサート同様、
いやそれ以上に「升席」のチケットを購入するのは難しいと言われているのだ。
そのプラチナチケットを片手に、ルンルン気分で両国国技館に乗り込んだのである。

テレビはカメラのフレームで切られているが、
こちらは興味や関心で視界を自由に広げられる。
取組みが上位になるにつけ、いろんなコトが変わっていく。
たとえば、行司の衣装。
番付が下の方は裸足だが、それが草履になり、衣装も豪華になる。
土俵に撒く“塩”も番付が上にならないと、出ない。
相撲ファンの人には当たり前のことかもしれないが、実は初めて知った次第である。
驚いたのは、力士の“座布団”である。
一人一人の力士の座布団、自分の名前が書いてある専用のそれを、
付き人?が出番前に運び、取組みが終わったらサッと片づける。
お相撲さんの座布団だから、それはデカい。
次から次に取組みがあるので、めまぐるしくそれを持って出入りする。
それを見ているだけでも、楽しかった。
また、相撲通の知人が教えてくれた。
行司が持つ軍配、制限時間がくると「軍配を返す」という。
どれどれと見ていたら、確かに返している。
なぜなのかという理由についても教えてくれたが、あいにく失念してしまった。
とにかく、こういう所作も含めて、すべてが整然と進んでいく。
土俵上での激しいぶつかり合いのさなか、土俵の下では淡々とコトが運ぶ。
すべてが決められた通りに、何事もなく進んでいくのである。

はじめての大相撲観戦。実に楽しい一日だった。

2018.03.08<No.234>