株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

貧乏ゆすり(閑話)

Posted on 7月 - 24 - 2014

いつもの喫茶店で、原稿を書く。煙草を片手に、アイスラテを飲みながら。
これがここ7~8年続いている、マニュアル屋さんの休日のスタイルである。
この喫茶店から、幾つもの迷作が生まれた。店長やスタッフとも顔なじみ。
非常に落ち着ける空間だ。

しかし、今日はなぜか落ち着かない。
それは、隣の若者が“貧乏ゆすり”をしているせいだ。
学生だろうか、参考書みたいなものに付箋を貼ったり線を引いたりと、実に熱心である。
今時の若者にしては感心、感心、と言いたいところだが・・・・・・。

しかし、どうも気になる。別に音を立てているわけではない。
もし、テーブルが揺れるようであれば、
「あのう、その足のゆすり、やめてもらえませんか?」と言えるのだが、それもない。
実害はないのだが、気になってしょうがない。
身体を横にずらしてみたが、やっぱり視界に入ってくる。
見るまいと思うのだが、見てしまう、見えてしまう。落ち着かない。
・・・・・・仕方なく、席を移動した。初めての経験である。

“貧乏人、ゆすりに追われて、席替わる”・・・・・・オソマツ。

ところで、なぜ“貧乏ゆすり”というのだろうか。“金持ちゆすり”ではダメなのか。
統計的に“貧乏人”の方が足をゆする割合が多いということか。
そんなことはないと思うが、語源を今度調べてみよう。

マニュアル屋さんは、暇である。緊張感がまるでない。
確かに、差し迫った原稿のしめきりも会社の大きな問題も、おかげさまでない。
だから、グウダラしている。こんな日があっても良いだろう、と自分に言い聞かせる。
あ~ぁ、日本は平和だーとしみじみ思う。
ありの~ままで~いいの~・・・・・・アナ雪のメロディが頭の中でぐるぐる回る。
完全にグウダラ休日モードである。

と、メールが入ってきた。
来月行う「マニュアル勉強会」の日程変更と内容への注文。
一瞬で、ビジネスモードに変わり、真面目に返信を打つ。
「休みの日に、メールなんか出すなよー」とぼやきながら。
ふと見上げたら、貧乏ゆすりの若者がいない。
帰ってしまったのか・・・・・・少々、さみしい。
そろそろ、マニュアル屋さんも帰ることにしよう。
マニュアル屋さんの、のんびりグウダラした一日が終わった。

こんな日がずーっと続いたら、・・・・・・たぶん、飽きるだろう・・・・・・。

2014.07.24<No.147>