株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

締め切り

Posted on 6月 - 23 - 2016

「必ず予定通りに提出してください」
「締切日は、厳守です」

などと、結構厳しくお願いしている。
送られてきたマニュアルをチェックする側としては、
それに合わせて人数や日程を組むわけだから、これが守られないと困るのだ。
マニュアル屋さん一人のチェックならいざ知らず、
複数のスタッフが関わるので、なおさらだ。

「提出日を3回遅れたら、ペナルティを課しますよ」
「予定期間内に仕上げる。出来上がりに不満でも、それが実力だと思いなさい」
自分で言うのも何だが、厳しいと思う。

作成メンバーは、間に合わせようと必死で書き上げる。
噂によれば、マニュアル屋さんの“藁人形”を作り、
それを叩いて憂さ晴らしをしているらしい……。
そのせいか、原稿提出日の近くになると、
決まって胸が痛くなったり、お腹の調子が悪くなったりする。
ホント因果な商売である。

もちろん、マニュアル屋さんも“書く”側にもなる。
だから、作成メンバーの気持ちは、非常によくわかる。
いや、みんなに言っている手前、なおさらプレッシャーがかかる。
胃がキリキリと痛むこともしばしば。

「あー、ここはもっとしっかり取材すべきだった」
「あれ、聞いていたことと、この資料に書いてあることが違う。
おいおい、どっちが正解なんだー!」
「もっと社内できちんと話し合ってきてくれ。頼むよー」

などとぼやいたり恨んだり……。
「締め切りを延ばしてもらおうか。いや、約束したからには守らなければ……」と、
いつもぐるぐるめぐりの葛藤をしているのだ。
「他人に厳しく、自分に甘い」をモットーにしている?マニュアル屋さんだが、
多少の羞恥心はある。だから、踏ん張って書き上げている……と思う。

最近、猛烈に厳しい締め切りの仕事が入ってきた。
今の自分の状況を考えれば受けるべきではなかったが、なぜか受けてしまった。
動き出して後悔したが、後の祭り。
ホント、藁人形を作りたくなった。それも特大のヤツ……。

集中力と知恵は、必死さの中で鍛えられ、生まれる。

そう自分を納得させて、横目で藁人形を見ながら、原稿用紙に向かっている。
マニュアル作成のメンバーには、今度からもう少し優しく言おう、と心に決めた……。

あーぁ、毎日ホントにシンド!

2016.06.23<No.193>