株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

終活マニュアル

Posted on 10月 - 10 - 2019

遺言を準備する。思い出の品を処分する。思い出の場所を訪れる……。
いわゆる“終活”という活動?が話題になっている。
「終活セミナー」というのもあり、結構にぎわっているとのこと。
人生100年時代とはいえ、確実に“死”を迎えるわけだから、
その準備をしておくことは、後に残る家族にとっても良いことだと思う。

つい先日、大学時代の友人から連絡があった。
卒業以来だから、実に数十年ぶりである。
「いやぁー、懐かしい! どうした?」
彼曰く、
「死ぬまでに会いたい人のリストを作っていたら、お前が挙がった」
「……そうか……」
「ネットで調べたら、お前の名前が出てきたから、連絡した」
「そうか、リストに入れてくれて、ありがとなぁー」

確かに、こんなリストでも作らなければ、
何十年も音沙汰がない人と会うのは勇気がいることだろう。
「あいつはどうしているかなぁー」
と、ふっと思い出すことはあっても、
「連絡をする」という直接的な行動にはなかなか至らない。
そもそも連絡先がわからない。
ところが、最近は「ネットで検索」すれば、たちどころに見つけることができる。
もちろん、SNSを何もやっていなければ別だが……。

ともあれ、その友人と会ってきた。
外見は、まったく面影がない。まぁ、お互い様だが……。
しかし、学生時代のことを話し出すと、一瞬でその時代に戻る。
ただただ、懐かしい。生きてきた証を、相手の顔に見る。
そして、その後の人生。人に歴史あり、である。

「なんだかんだ言っても、お互いここまでよく頑張ってきたなぁ……」
「長い間会ってなくても、昔の友達はすぐに昔に戻れるな!」
まったく、同感である。
最近、こんな感傷的なシーンが多くなってきた。
そんな年齢になったのか、と一抹の寂しさも覚える。

「あなたの小さいときのアルバム、どうする? 捨ててもいい?」
田舎に住む姉から、連絡がきた。
聞けば、終活をしているのだという。

終活マニュアル。

マニュアル屋さんの最後のマニュアルは、これで決まり!
実行することの一つに、
「死ぬまでに会いたい人のリストを作る」を入れておこう。

2019.10.10<No.272>