株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

真似っこビジネス

Posted on 8月 - 09 - 2018

新聞にこんな記事が載っていた。
【要約】
「真似すれば稼げる」「やることは真似するだけ」とマニュアル(1万5千円)を販売。
マニュアル通りにネット通販しても稼げなかった、と苦情や相談が続出。
消費者庁は、虚偽広告だとして注意を呼びかける。

このマニュアルもどきの購入者は2,900人もいたという。
摘発された業者は、マニュアルを販売した後、
さらに電話で高額なコースに誘い、何と3億円を稼いだそうだ。
似た手口の業者は全国に50社もあるというから、どうか騙されないでほしいと思う。

この記事の見出しは、
“「真似すれば稼げる」とマニュアルを売りつける”

この刺激的なタイトルが、マニュアル屋さんの目に留まったのである。
想像するに、このマニュアルもどきは、
「ネット通販 簡単マニュアル」
「ネット通販で稼げるマニュアル」
といったタイトルだったのではないだろうか。
参考までに、一度見てみたい……。

「真似る」という言葉を、マニュアル屋さんはよく使う。
「何かを学ぶためには、先人のやり方を“真似る”ことが重要」
「最も効率的なやり方は、マニュアルを見て真似ることだ」
画家の卵が名画を模写するように、
ハイパフォーマー(成績優秀な人)の行動を真似することは成長するための重要な取組みである。
もちろん、“真似た”からといって一足飛びにハイパフォ-マーになれるわけではないが、
その通りにできるようになる近道であることは確かである。

マニュアルには、最も効率的・効果的な方法がまとめられている。
それを見て、その行動なり作業のやり方などを真似る。
それを自然にできるようになるまで何度も繰り返すことで、早く身につけることができる。
これはマニュアルの最も重要な役割である。

「真似ることは、学ぶための第一歩」
マニュアル屋さんは、そう思っている。

社員から突込みがあった。
「うちのサイトで『真似すれば売上があがるマニュアル』を販売してはどうでしょう!」
「……アホ……」

しかし、ふと思った。
「真似すれば、成果はあがる」
「やることは、真似するだけ」
これは、ある意味真実である。被害にあわれた方には申し訳ないが……。

マニュアル屋さんが先の記事から学んだひとつに、キャッチコピーのチカラがある。
「マニュアルは、会社の基準」「マニュアルは、たたき台」
なんぞと言うより、よっぽどインパクトがあるのではないかと思った次第である。
もっと販売促進に頭を使わなければ……反省!

あーぁ、毎日ホントにシンド!

2018.08.09<No.244>