株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

徹底するチカラ

Posted on 12月 - 10 - 2015

「重要なことは、ただやるのではなく、『やり切る』こと。
一つのことを徹底するチカラ、『徹底力』が問われています」
こんなことを、講演会や研修で毎回強調している。
いくら頑張ってマニュアルを作成しても、その活用が現場任せであったり、
おざなりな取り組みでは、成果は上がらない。
型通りの「勉強会」でお茶を濁したり、
実習やチェックをズルズル先延ばししたりする。
そして、わかったつもり、できたつもり、になってしまう。

「活用」は、習得-徹底-定着というステップで進む。
最初の「習得」がおざなりでは、次のステップには進めない。
作成時もそうだが、活用も忙しい業務の合間を縫って
勉強会を実施するのが普通である。
新人は別だが、既存のスタッフは支障なく仕事はできる。
だから、どうしても緊張感に欠ける。
自分のこれまでの仕事を振り返り、
マニュアルで再度確認するという目的が見えなくなる。
言葉は悪いが、テキトーにマニュアルを処理してしまう。
それで終わらせてしまう。

こうした状況を防ぐためには、「強制力」が必要である。
どこまで実施しているかの「進捗管理」、
本当に習得したのかを見る「チェックシート」や「理解度テスト」などを
しっかり実施することが重要になる。
これらのことを自発的に行う人は、ほとんどいないと言っても過言ではない。
だから、強制的に取り組ませることになる。
つまり、強制的に徹底させる、わけである。
きれいごと、では始まらない。
やり切る、やり切らせるためには、強制的にそこに持っていかなければならない。
嫌がられても、どれだけ強制力を発揮できるか、ひとえにこれにかかっている。
そして、この上に立って、「徹底力」が保証されるのだ。
これが、正直な現実である。

この強制力や徹底力については、この独り言でも何度か取り上げた。
何度も取り上げるほど、これが成果を左右するという現実。
マニュアル導入時には、本当に必要だと多くの企業をお手伝いして思う。

これは、マニュアルに限らず、様々な企業活動においてもそうだろう。
「徹底力」の差が、そのまま企業力の差になっている、
とマニュアル屋さんは思っている。
小さなことの一つを、どれだけ徹底できているか。
それを見るだけで、その企業の「強さ」がわかる。
伸びる会社というのは、大なり小なり、こうした「力」を持っている。

マニュアルは、会社の基準、仕事の基準である。
これが徹底できない会社は、他の施策も推して知るべし、である。
「マニュアル」に長年関わっていると、そんな風に思えてしょうがない。
マニュアル、侮るべからず。マニュアルのチカラ。
マニュアルは、大いなる秘めたチカラを持っているのだ。
そのチカラを発揮させるために、強制的な徹底力は必要である。
本当にそう思っている。

社員から突っ込みが入った。
「うちはどうして徹底力が弱いんでしょうか」
「…ドキッ…」
「何でも中途半端ですよねー」
「そうかなぁー、それほどとは思わないけど……(しどろもどろ)」
「お客さんには言える。外面がいいってことですか」
「……」
今後の抱負、「外面を鍛える!」ではなく、「外面は、ほどほどに!」。
何とも締まらないが、できることから一つひとつやっていきたい。
あぁー、毎日ホントにシンド!

2015.12.10<No.180>