株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

変化に対応する

Posted on 3月 - 26 - 2015

講演会やセミナーなどで、「例えば……」とか「余談ですが、……」
といった言葉を入れて、あることを説明する。
これを入れることによって、より理解を早めたり、深めたりすることができるわけだ。
また、緊張感を解きほぐすといった効果もある。
だから、マニュアル屋さんは、結構使っている。
受講アンケートに、「余談が面白かった」などと書かれたこともあるくらい。
しかし、これも相手の年齢などを考慮して使わないと、
滑ったり、ひんしゅくを買ったりするので、注意が必要だ。

OJTの基本ステップを説明したときのことである。
これまでは、よく「山本五十六」を引き合いに出していたが、
あるセミナーでは「山本五十六、誰?」ときた。皆知らないのである。
40代前半の人が多いので大丈夫だと思っていたが、ダメだった。
だから、第二次世界大戦のときの……などと説明する羽目になり、
どんどん本題から離れていくという失敗をしてしまった。
OJTの基本ステップではなく、「山本五十六」を覚えて帰ってもらっては困るのだ。
「石原裕次郎」を例にとったときも、同じ目にあった。
気をつけてはいるのだが、つい出てしまう。
だから、受講者の年齢などを事前に送ってもらい、
例を出すときは、「〇〇の例」と具体的にメモに書くようにしている。
滑るのは、ホントに恥ずかしい。

最近の話題、何が流行しているのかなどをリアルタイムで収集しておかないと、
受講者の気持ちが掴めないし、それをうまく引用することで理解をより深めてもらう、
という当初の目的が達成できないことになる。
受講者に「古い!」と片付けられては、アウトである。
だから、こっちも必死で探し回る。
「AKB48」から「ももいろクローバーZ」などよくわからないアイドルまで、
一応目を通す。これはこれで面白いが……。
「基本」の重要性を理解してもらう上でよく引用していた、野球のイチローも
多少ウケが悪くなった。今の旬は、やはり、テニスの錦織圭だろう。
イチローにはホントにお世話になったが、お役御免である。
もちろん、当のご本人はなんのこっちゃ、だと思うが……。

時代の変化、受講者の年齢などに合わせて、引用する例が変わるのは、
当たり前のことである。
「マニュアルは、変化に合わせて改訂しなければならない」と言っている手前、
言っているマニュアル屋さん本人が話す内容を“改訂し続けて”いかなければ、
シャレにもならない。
変化に対応しなければ、お呼びがかからなくなってしまう。これは困る。
だから、せっせと情報集めに精を出す。
しかし、世の中、ホントに変化のスピードが速い。
ジタバタしながら、何とかあとを追っかけている次第である。

社員に言われた。
「お呼びでない。これまた失礼しました、というセリフが流行りましたよね」
「ハナ肇だろ。お前も古いねー」
これがわかる読者はどれだけいるのでしょうか……。

あーぁ、毎日ホントにシンド!

2015.03.26<No.163>