株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

友に恥じない生き方を……

Posted on 12月 - 13 - 2018

先月、立て続けに訃報が入った。

1人は、仕事で本当にお世話になった人である。
初めてお会いしてから、30年以上になる。
色々な面白い仕事を一緒にしたが、
仕事がないときでも、電話をすると必ず時間を取ってくれた。
しかし、振り返ってみても酒席を共にしたという記憶がない。いつも喫茶店だった。
プライベートについても、ほとんど話したことがない。
今回弔問に行って初めて、お子さんが3人いることを知った次第である。
それなのに、続いた。
気が合うといえばそれまでが、何とも不思議な関係だといえるかもしれない。
マニュアル屋さんが起業した時には、株主にもなってくれた。
それも二つ返事で。こちらがびっくりした記憶がある。

また、欲のない人でもあった。社長就任を依頼されても、それも二度も、
「自分は55歳で会社人生を卒業」するからといって拒み、本当に卒業してしまった。
さまざまな企業からのオファーも断り、個人的に頼まれた仕事だけを楽しそうにやっていた。
何ともおおらかで、実に優秀な人だった。
「人格者」という言葉が、まさにぴったりの人である。
お葬式には、現役を退いているのに、数百人の弔問客が訪れたという。さもありなん。

もう1人は、マニュアル屋さんの親友である。
中学時代からだから、もう45年以上になる。
思い出があまりにも多すぎて整理して書けないが、
一言で言えば、心優しい友であった。
何度も励まされ助けられた、まさに喜怒哀楽を共にした友である。
それが、逝った。
北海道で大地震があった9月に、心配で電話をしたのが最後になった。
テニスではそこそこ名の知れた男だったので、
お葬式にはテニス仲間や教え子が大勢訪れたという。
亡くなる直前まで試合をしていたとのこと。
最後まで、彼はスポーツマンだった。

2人とも、マニュアル屋さんと同じ歳である。
同じ時代の同じ空気を吸いながら、人生を過ごしてきた。
1人は、ビジネスの友であり、1人は竹馬の友。
2人ともかけがえのない戦友であった。
間違いなく、私の青春を、人生を彩ってくれた。
感謝の言葉しかない。

本当にありがとう。心からご冥福を祈りたい。

マニュアル屋さんは、まだ生きている。まだ、現役で頑張っている。
いずれお迎えが来るだろうが、それまでは彼らに恥じない生き方をしなければ。
2人の友が残してくれた「思い出」を胸に、
マニュアル屋としての熱い思いを、これからも語っていきたい。

2018.12.13<No.252>