株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

働き方改革

Posted on 5月 - 10 - 2018

昨今、「働き方改革」が声高に叫ばれている。
文字を読む限りにおいては、至極ごもっとも、とても重要なことだと思う。
しかし、実際はどうかといえば、
時差Bizやプレミアムフライデーといった取組みが話題になっている程度で、
「総論賛成、各論?」のような気がしている。
現に多くの会社では、どのように取り組んだらよいのか試行錯誤の状態であるという。

「働き方改革」の柱の一つに、
「長時間労働の改善(残業時間の上限規制)」というのがある。
お説ごもっともであるが、具体的な取組みとしては、
たとえば「夜の8時までに、全員退社」といってパソコンを落とし、
強制的に社員を帰宅させる。
仕事の途中でも問答無用で帰らせる。
そうしなければ、管理職の責任になるからだ。しかし、である。
「早く帰れ! でも、仕事はしっかりやれ!」という指示が出る。
その結果、ターミナル駅周辺のカフェには、
パソコンを前にしたビジネスパーソンでいっぱい!
という状況が生まれている。
もちろん飲み物代は、自分のサイフから……。

「働き方改革って、カフェで、自腹で仕事をしろってこと?」
これでは“改革”ではなく、“改悪”である。
そんなこんなで、「働き方」はただいま迷走中、である。

この課題の解決の一つに、「業務の見直し」がある。
新しく制度や仕事の枠組みを決めることはもちろん重要だが、
“仕事そのもの”を見直さなくてよいのか。
非効率的な仕事がまだまだ蔓延しているのではないか、ということである。
マニュアル屋さんがこれまで関わってきた「業務改善」をテーマにしたマニュアルの導入では、
バラバラな仕事のやり方や属人化したノウハウ、
慣例でやっている仕事など、それこそ「改革」の課題が山積みであった。
これを一つひとつ解決するだけでも、「長時間労働」はずいぶん改善されるのではないか。
要は、足元の仕事を見直し、それを再構築することが、まずは必要ではないかと思うのだ。

こうした話を「働き方改革~はじめの一歩~」と題して、
いろいろなセミナーなどで講演してきた。
もちろん、そこにおける「マニュアルの果たす役割」はしっかりアピール。
「目からうろこ!」という感想もあったので、まずまずの評価をいただいたと思う。
「働き方改革」や「業務改善」は、大げさな言い方をすれば、
“永遠のテーマ”でもある。マニュアル屋さんは、これからも
「マニュアル」という切り口でこれに挑んでいきたいと思っている。

社員に言われた。

「働き方より、話し方の改革が必要ですよ」
「ん? 何それ……」
「滑舌が悪いし、早口だし、何言っているのかわからないし……」
「……」

あーぁ、毎日ホントにシンド!