株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

何でもかんでも

Posted on 3月 - 28 - 2019

ある友人の話である。
彼はある地方都市で教育コンサルタントをしているのだが、
本当に種々雑多な(失礼!)相談を受けるとのこと。

「新しい業態への進出を考えているのだが、どこか儲かりそうな業界はないか」
「エンジニアの人材が不足、採用難。なんか良い方法はないか」
「サイトの長い仕事しかなく、資金繰りが困難。日銭を稼げる仕事がないか」
「社内のセキュリティが甘い。良い解決策はないか」
などなど。

「教育コンサルタント」としてきちんと名乗っているのにも関わらず、
こんな相談が次々くるとのこと。
それだけ地方の企業が抱える問題は多種多様だともいえる。
真面目な彼は、少しでも期待に応えたいと悩んで、
マニュアル屋さんに連絡をしてきたということである。

「外部の人間に、愚痴を言いたいだけじゃないの?」
「単に言ってみただけで、そう深い意味はないんじゃないの?」
とマニュアル屋さん。
だって、「教育コンサルタント」に聞くような内容じゃないもの。
「よっぽど暇なのか!」とも思ってしまう。
マニュアル屋さん的には、「勝手に自分で考えろ!」と思わず怒鳴りたくなるが、
彼の立場ではそうは言えない。

「なるほど、それは大変ですね。
あまりお役に立てないかもしれませんが、知り合いのコンサルタントに聞いてみます」
とお茶を濁したとのこと。
地方都市でコンサルタントをしていると、無下に断れない現実。
濃密な?人間関係がものをいう世界。
「ここで恩を売っておけば……」という計算もあるのだろう。
しかし、曖昧な対応をしていては、自分の首を絞めることにならないか、
マニュアル屋さんとしてはちょっと心配である。

振り返れば、マニュアル屋さんも若かりし頃、
「こんなことできる?」
「はい、できます!」
と二つ返事で引き受け、その足で本屋に駆け込み、関係する本を買いあさった記憶がある。
今思えば、本当に無謀、無茶な行為であるが、
そうやって「できる領域」を拡げてきたのも事実である。
そうした行為が、まわりまわって「マニュアル屋さん」へとつながったのだから、面白い。
もし今、全く畑違いのことを「できるか?」と聞かれたら、
「できません。やれません」
と即答するだろう。
なんせ、体力・気力がめっきり落ちちゃって……。

まだ若い彼が、どのような行動を起こすのか、ちょっと楽しみである。

2019.03.28<No.259>