株式会社クオーレ

マニュアルの作成・活用・改訂

マニュアルを使い倒す!

Posted on 4月 - 09 - 2015

「マニュアルは一人歩きをしない。活用してこそ、成果があがる」

講演やセミナーなどで、口を酸っぱくして力説している。
いくら完成度が高いマニュアルを作ったとしても、使われなければ成果は出ない。
だから、「活用だ! 活用だ!」とわめいているのだ。
「作成」するためには膨大なパワーと時間がかかるが、「活用」はそれ以上にかかる。
「活用は、エンドレス。始めたら、終わりがない」
こう言うと、どこでもシーンとなる。
オイオイ、ずっと続けるのかよ……そんな気持ちが参加者の顔に出る。
マニュアル屋さん、素知らぬ顔で、「頑張って、活用していきましょう」なんぞと明るく言う。
……悪い奴である、マニュアル屋さんは……。

以前この「独り言」にも書いたが、
「活用の取り組みは会社としての総力戦」 である。
このリーダーシップをとるのは、言うまでもなくトップの役割であり、
このとり方によって成否が決まるといっても過言ではない。
マニュアルは、「会社の基準」である。
これを活用、つまり徹底する、守らせるということは、
「会社」としての本気度の表れ、証明にほかならないのである。
だから、トップによっては、
「これを守れない人には、辞表を出してもらう」
「マニュアルを活用することは、給料の一部だ」
「活用してないところは、評価を下げる」
といった檄を飛ばしたりする。
「活用」は、長期戦である。
その会社のトップが旗を振らなければ、振り続けなければ、先には進まない。

「マニュアルを使い倒す! ボロボロになるまで使い切る!」
なんとも勇ましいスローガンを掲げ、店舗同士を競わせて取り組んでいる会社がある。
社長曰く、「折角作ったのに、使わなければもったいない」と、
社長自ら先頭に立って「活用」を推進しているのだ。
毎月1回の「活用報告会」への出席はもちろんのこと、
現場に視察に行った際には、「マニュアル勉強会しているか?」 と声をかけたり、
「こうした内容もマニュアルにしよう」と提案するなど非常に積極的である。
まだ始まったばかりだが、今後に大いに期待しているところである。

思うに、「マニュアルを使い倒す」的な気概がなければ、
「活用」は進まないのかもしれない。
だとしたら、もっと気楽に「活用」が進められるような仕組みを考えることが、
マニュアル屋さんの次の課題なのだろう。
心して取り組みたいと思う。

……次から次にやることが出てくる。
あーぁ、毎日ホンとシンド!

2015.04.09<No.164>